ベンチプレスの話
ベンチプレスはトレーニングでBIG3(スクワット・デッドリフト・ベンチプレス)の中の1つで、上半身のトレーニングと言ったらベンチプレス!!という考えを持つ人も多くいると思います!
しかし、私はトレーニング未経験の選手にはベンチプレスは実施させません。 当分の間は…
恐らくトレーニング環境がある程度整っているチームの場合、上半身のトレーニングとしてベンチプレスを取り組ませているコーチの方も多いと思います。
しかし、私はすぐは絶対やらせません。
ベンチプレスは「大胸筋」をメインに「肩の前部」・「上腕三頭筋(二の腕)」をサブとして鍛えるエクササイズです!
メインの大胸筋にしっかり効かせるためにはかなり重要な要素がひとつあります。
めちゃくちゃ重要です!
それは「背中の筋力」です!
ベンチプレスはまず
・バーベルをラックアップ後、肩甲骨をしっかり寄せる
↓
・肩甲骨は寄せたままバーベルを下ろす
ここまでは割と誰でもできます!
ここからです。
バーベルを下ろし、上げる際に寄っていた肩甲骨が天井側に開いてしまう(肩が前に出る)ケース多いです。 本当に多いです。
これは大胸筋ではなく、肩が頑張っている証拠です。
肩甲骨を寄せたままバーベルを下ろし、肩甲骨の寄せをキープしたまま上げる!のが理想です。
私は、まずベンチができるカラダをつくるために「背中」を徹底的に鍛え、いざベンチプレスをする際に腕を伸ばしても肩甲骨が開かない背中の筋力と安定性をつけることを優先にしています。
コーチの方々、普段選手が取り組んでいるベンチプレスのフォーム(バーベルを上げる際に肩が前に出ていないか)をチェックしてみて下さい!