Workout Blog’s
スタッフブログ

トレーニング中の呼吸についての話。

戸舘 一

S&C部門

よく、トレーニング中に「呼吸はしっかりして下さい」や「呼吸は止めないように」という言葉をお客様に発する指導者がいますが、実は逆です、、

基本的にトレーニングは呼吸を止めなければ怪我のリスクが高まります。
強度が高くなればなるほど怪我のリスクは高まります。

呼吸を止めるというのは例えばスクワットを10回行う際10回目が終わるまで呼吸を止めるということではなく、立っている状態で息を吸い、しゃがみこんで立ち上がるまで止める。
立ち上がったらようやく息をはき、吸い直して2回目のしゃがみ込み入る、といったかたちです。

 

 

なぜ呼吸しながらのトレーニングが怪我のリスクが高くなるのかというと息を吸うと胸郭が膨らみ(胸が張れる)、息を吐くと胸郭が縮みます(背中が丸まる)。

トレーニングは鍛えたい部位に関与する関節達が最大に曲がっている局面で負荷は最大となります。
スクワットいうと最も深くしゃがみ込んだ瞬間、腕立て伏せでいうと肘が曲がり胸が地面についた瞬間です。
この負荷が最大となる局面で息を吐いてしまうと背中が丸まり、これによって腰や膝に負担がかかります。

バーベルを担いだり、ダンベルを持ったり負荷がかかればかかる程、腰や膝に負担がかかり怪我のリスクが高まります。

トレーニング中は呼吸を止める!!!
怪我のリスクを最小限に抑えて、健康的なフォームでトレーニングができると最高ですね!