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野球選手向け「股関節の柔軟性」

戸舘 一

S&C部門

「野球選手は股関節の柔軟性が大切」という言葉を何度も聞いてきました。

 

特にピッチャーに対してよく言われているイメージがあり、「股関節の柔軟性」と言われても意外と理解できている人は少ないと思います。

 

少し分かりやすく説明します。

私が思うピッチャーにおける股関節の柔軟性とは「股関節の外旋可動域」だと考えています。

 

まず、外旋という動きは外側に捻ることを指し、股関節の外旋可動域とは大腿骨(前もも)をどれだけ外側に捻ることができるか。ということです!

 

 

ピッチャーが投げる際にこれが問われるタイミングは2回あり、1回目はキャッチャー側の足を上げ、軸足で立ちキャッチャー方向へ並進運動する際です。

 

この時、骨盤が前方(キャッチャー)方向へ回旋しますが、軸足の膝は極力内側に折れないように我慢しながら並進運動します。

要するに大腿骨がカラダから離れるこの瞬間が「股関節外旋」となります。

 

 

そして2回目は1回目の並進運動からキャッチャー側の足を地面に着く瞬間です。

踏み出す際はつま先、膝をキャッチー方向に対して一直線になるように着地します。

 

この瞬間に大腿骨がカラダに対して外側に捻れながら着地するので「股関節外旋」となります。

 

よく言われる股関節の柔軟性とは「股関節の外旋可動域」のことだと思っています!